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2026.04.08

インバウンドプロモーション|訪日客を増やす具体的な手法の解説

インバウンド向けプロモーションは、訪日外国人観光客を誘致し、自社のサービスや地域の魅力を伝えるために不可欠な取り組みです。 この記事では、インバウンドプロモーションの基本的な考え方から、訪日客の行動フェーズに合わせた具体的な手法、成功に導くための重要なポイントを解説します。 施策の計画から実行、改善までの流れを理解し、効果的な集客について解説します。

インバウンドプロモーションとは?訪日客誘致に欠かせない基本を解説

インバウンドプロモーションとは、海外から日本へ来る外国人観光客を対象に行う、集客や販売促進活動全般を指します。 具体的には、自国や地域の文化、商品、サービスの魅力を海外に向けて発信し、日本への旅行を促すこと、そして日本滞在中の購買や体験につなげることが目的です。 単なる情報発信にとどまらず、ターゲットとする国や地域の文化・言語・習慣を深く理解し、それに合わせた戦略的なアプローチが求められるのが特徴です。

≪なぜ今、インバウンドプロモーションが重要視されるのか≫

インバウンドプロモーションが重要視される背景には、いくつかの要因があります。 まず、円安の進行により、外国人観光客にとって日本での旅行や買い物が割安となり、訪日への意欲が高まっています。 また、新型コロナウイルス感染症の水際対策緩和後、世界的に旅行需要が急速に回復しており、この機会を捉えることがビジネス成長に直結します。 訪日客による消費、いわゆるインバウンド消費は、地域経済の活性化や国内市場の縮小を補う上で極めて重要な役割を担っています。

≪【カスタマージャーニー別】インバウンドプロモーションの具体的な手法≫

インバウンドプロモーションは、ターゲットとなる訪日客が旅行を検討する「旅マエ」、日本に滞在している「旅ナカ」、そして帰国した後の「旅アト」という3つのフェーズに分けて考えることが効果的です。 それぞれの段階で顧客のニーズや行動は異なるため、最適なアプローチを選択する必要があります。 ここでは、各フェーズに応じた具体的なプロモーション手法を紹介します。

≪【旅マエ】訪日前にターゲットにアプローチする手法≫

訪日前の情報収集段階では、まず日本の魅力や自社のサービスを知ってもらうことが重要です。 具体的には、ターゲットを対象にした広告・PR、展示会などへの出展や、ターゲット国の言語に対応したWebサイトやブログでのSEO対策が基本となります。 特に中国ではBaidu、韓国ではNAVER、台湾や香港ではGoogleやYahoo!奇摩といった主要な検索エンジンを意識した国別ごとの対策が求められます。 また、InstagramやFacebook、YouTubeといったSNSでの情報発信や、現地のインフルエンサーを起用したプロモーションも有効です。 オンライン旅行代理店(OTA)への自社サービス・施設を組み込んだ旅行商品の販売依頼等の認知度向上と旅行意欲の醸成に繋がります。

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≪【旅ナカ】日本滞在中でのターゲットへのアプローチ&滞在中の満足度を高める手法&≫

日本滞在中(旅ナカ)は、快適な旅行体験を提供し、満足度を高めることが目的ですが、滞在中に追加での行先や現地オプショナルツアーの参加を決める訪日客も多いことから、観光案内所、宿泊・訪問先施設といった訪日客の旅行導線や、デジタル広告等での旅ナカに限定したアプローチも可能です。そのうえで多言語別対応、海外で主流の決済手段、免税手続き対応などをベースに付加価値の高いコンテンツを提供することで、満足度を高めます。

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≪【旅アト】新たな旅マエのカスタマージャーニー、帰国後のファン化を促す手法≫

近隣のアジア、東南アジア諸国からの訪日客はリピーターが多く、旅アトは次の旅マエとなるカスタマージャーにです。その為、帰国後の顧客との関係を維持し、再訪日や越境ECでの商品購入への誘導を促すことも重要です。SNSでのアカウントフォロー、アカウントと連携したEC誘導、投稿を促すキャンペーンなどの施策や定期的なメールマガジン、旅ナカ時のタグ付けによるリターゲティング広告など、広告配信技術の進化と共にアプローチ手法は増えています。

≪インバウンドプロモーションを成功させる4つの重要ポイント≫

インバウンドプロモーションを成功させるためには、単に手法を羅列するのではなく、戦略的な視点を持つことが不可欠です。 ターゲットの明確化から文化的な配慮、オンラインとオフラインの連携、そして効果測定に基づく改善という4つのポイントを押さえることで、施施策の効果を最大化することができます。 ここでは、それぞれのポイントについて具体的に解説します。

ポイント1:ターゲットとなる国や地域を明確に絞り込む

プロモーションを始める前に、まずどの国や地域からの観光客をメインターゲットにするかを明確に定める必要があります。 国や地域によって、所得水準、旅行の目的、日本文化への関心度、情報収集に利用するメディアなどが大きく異なるからです。 例えば、近隣のアジア諸国はリピーターが多く、欧米豪からの観光客は長期滞在で地方に関心を持つ傾向があります。 観光庁が発表する訪日外客数の統計などを参考に市場規模や成長性を分析し、自社のサービスや商品の強みが最も活かせるターゲットにリソースを集中させることが第一歩です。

ポイント2:ターゲットの文化や習慣を理解した上で訴求する

ターゲットを定めたら、その国や地域の文化、宗教、生活習慣を深く理解することが重要です。 例えば、イスラム教徒向けのハラルフード対応や礼拝スペースの確保、ベジタリアンやヴィーガン向けのメニュー開発は、食文化への配慮として喜ばれます。 また、Webサイトやパンフレットのデザインにおいて、国ごとに好まれる色使いや表現は異なります。 単に日本語を翻訳するだけでなく、現地の文化背景を踏まえた上で、心に響くメッセージや表現を選ぶ「カルチャライズ」の視点が、プロモーションの効果を大きく左右します。

ポイント3:オンラインとオフラインの施策を連携させる

インバウンドプロモーションでは、オンラインとオフラインの施策を分断せず、連携させることが重要です。 多くの企業は、旅マエ/旅ナカの段階でSNSやWeb広告といったオンライン施策で認知度を高め、興味を持ったユーザーを自社のWebサイトや予約サイトに誘導します。 そして、旅ナカでは店舗や施設といったオフラインの場で質の高いサービスや特別な体験を提供し、新たな顧客を呼び込むという好循環を生み出すことが理想的な形です。

こういった取り組みの効果検証もジオターゲティング技術の発達により一定の効果測定が可能です。

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ポイント4:効果測定を行い、継続的に改善する

プロモーションは実施して終わりではなく、その効果を測定し、改善を続けるプロセスが不可欠です。 Webサイトであればアクセス数や予約数、SNSであればエンゲージメント率やフォロワー数の推移を分析します。 店舗であれば、国別の来店者数や免税売上のデータを収集します。 これらのデータを基に、どの施策が効果的で、どこに課題があるのかを客観的に評価し、次のアクションプランに反映させます。 このPDCAサイクルを回し続けることで、プロモーションの精度は着実に高まっていきます。

まとめ

インバウンドプロモーションは、訪日外国人観光客を誘致し、ビジネスを成長させるための重要な戦略です。 成功のためには、まずターゲットとなる国や地域を明確に定め、その文化や習慣を深く理解することが不可欠です。 その上で、旅行者の行動フェーズである「旅マエ」「旅ナカ」「旅アト」の各段階に応じた適切なアプローチを、オンラインとオフライン、現地旅行会社経由等を連携させながら展開します。 そして、実施した施策の効果をデータに基づいて測定し、継続的に改善していくプロセスがプロモーションの精度を高めます。 これらのポイントを押さえ、戦略的に取り組むことが求められます。

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