環境省では、日本の国立公園を世界水準のナショナルパークへとブランド化し、インバウンド誘客と地域活性化を目指す「国立公園満喫プロジェクト」を推進しており、自然風景に加え、文化・歴史・人の営みが織りなす物語性を価値として位置づけ、体験型コンテンツの充実を図っています。
ブランドメッセージとして“その自然には、物語がある”と定め、「感動的な自然風景」、「サステナビリティへの共感」「自然と人々の物語を知るアクティビティ」、「感動体験を支える施設とサービス」の4つのブランドプロミスを掲げ、「国立公園における自然体験コンテンツガイドライン(以下、「ガイドライン」)」に基づき、様々な取組みを推進してきました。
このブランドプロミスに掲げた「自然と人々の物語を知るアクティビティ」の提供を実現するためにも、各地の体験コンテンツを収集・点検し、モデルコースを作成するとともに、地域事業者のガイドライン活用を促進することで、ブランディング向上と自然の保護と利用の好循環につなげたい狙いがありました。
JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)が持つ国立公園関連事業の実績と訪日市場における豊富な知見を活かしたモデルコースを作成。「各国立公園ならではの伝えたい価値」「ターゲット」「モデルコースで伝えたいメッセージ」を整理し、各国立公園とコミュニケーションを深めながら合意形成を図り、それぞれの「物語」が伝わるような設計にしました。

十和田八幡平国立公園

小笠原国立公園
本事業を通じて、統一されたガイドラインに基づき、国内の各国立公園の特性やテーマに沿った「物語(ストーリー)」を整備し、物語を具現化した高付加価値なモデルコースを作成したことは、国立公園のブランディング・誘客促進を大きく加速させるものとなりました。 また、事業者・自治体・地域の観光推進組織などの関係者に対してもガイドラインの利用状況の確認や関係者の意向を考慮した内容の見直しを行ったことにより、より高付加価値なコンテンツの提供、国立公園の更なる活性化に繋がる貴重な機会となりました。 今後も国内外の来訪者に向けて、より一層の認知度向上を目指し、日本における国立公園のブランディングに向けた取組みが期待されます。